2007年03月20日(火)
 東京製鉄は19日、4月契約分から厚板の製造鋼種を拡大、SM490A(JIS3106)をエキストラ5000円、SN490B(JIS3136)をエキストラ8000円で販売すると発表した。

 同社は今年2月契約から、厚板(SS400)の製造販売に参入。顧客から建築向け厚板の製造を要望する声が強かったことなどから、鋼種を拡大する。同社は今後も、徐々に鋼種等を増やし、販売力を高めていく。
 JFEスチールは19日、加熱による変色が少なく、高い耐食性を持つ溶融亜鉛めっきベースのクロメートフリー鋼板「エコフロンティアJM」を開発、このほど東日本製鉄所(京浜地区)で量産体制を確立し、本格的に営業生産を開始した、と発表した。

 クロメートフリー鋼板のラインアップを拡充し、ユーザーのニーズ多様化に対応しようとするもので、オンリーワン、ナンバーワン製品ともなる。今後、家電メーカーなどへ積極的に拡販を進める方針だ。
 日本鉄鋼連盟が19日発表した2007年2月の全国粗鋼生産量は前年同月比3・6%増の920万トンと、9カ月連続で前年実績を上回った。

 2月としては80年の923万7000トンに次ぐ史上2番目の高水準。国内外のおう盛な鋼材需要から高炉、電炉ともに高水準の生産を維持した。転炉鋼の生産は同2・2%増の671万9000トン、電炉鋼は同7・6%増の248万1000トン。06年4月―07年2月累計は前年同期比4・3%増の1億748万2000トンとなった。
 東京製鉄は19日、4月契約分(22日締め切り)から異形棒鋼と線材を、トン当たり2000円値上げすると発表した。

 主力のH形鋼は1月契約から、ホットコイルは2月契約から連続で値上げを実行してきたが、ここにきて円安に触れつつある為替動向等を考慮し、大幅な価格変更は避けた。東鉄は「需要期を迎えるに当たり、市況はさらに強まる」(大堀直人常務営業本部長)との見方を示しており、原料のタイト化と合わせ、鋼材価格上昇の動きが止まることはなさそうだ。
 兼松グループの鋼板加工業者、いわき鉄鋼センター(本社=福島県いわき市勿来町、花田幸久社長)は4キロワットレーザー切断機を導入し、加工能力を10%強引き上げる。

 レーザー2基体制とし、建設機械など需要家の増量要請に応え、より厚い鋼板や複雑形状の加工に対応する。本年7月の稼働予定。2007年度から新3カ年中期計画に入り、工場レイアウトの全面見直しを含めた生産体制の改善を進め、収益基盤を強化する。