2007年03月26日(月)
 伊藤忠商事と三井物産は23日、豪・英BHPビリトンと共同で運営する西豪州鉄鉱石事業の供給能力を年間1億2900万トンから1億5500万トンに拡張することを決めたと発表した。

 2010年上半期の生産開始を計画する。総投資額は27億3000万豪ドル(約2500億円)となる見込みで、BHPが23億2000万豪ドル、日本側が4億1000万豪ドル(約368億円、うち伊藤忠商事約196億円、三井物産約172億円)を投じる。
 シームレス鋼管は2007年度で、需給タイト感が一段と強くなる見通しだ。07年度は輸出、国内向けともに、旺盛な需要が続くと予想される中、住友金属工業、JFEスチールの国内大手メーカーが07年度第1四半期(07年4―6月)において定期修理に入るため、一時的に供給量が絞られることから、シームレス鋼管の需給ギャップは拡大しそうだ。
 韓国のPOSCOは4―6月積みの日本向け熱延コイル、酸洗コイルの価格をトン当たり3000円上げることを決定、日本の取引先などに通達した。数量については取引先などによって削減幅はバラツキがあるが、削減する意向を伝えている。冷延コイル、表面処理鋼鈑などの日本向け価格は現在、検討中だが、取扱筋では「値上げしてくる可能性が強い」としている。
 住友金属工業は23日、UAEのパイプライン建設会社であるNPCC社から、ONGC社が手がけるインド西岸ムンバイ沖合鉱区のガスパイプライン建設向けでUO鋼管(大径溶接鋼管)、シームレス鋼管、海洋構造物用厚板を合計約6万トン受注したと発表した。窓口商社は住友商事。
 関東地区電炉メーカー各社の鉄スクラップ購入価格の実勢値は、H2でトン当たり3万4500―3万5000円前後、高値3万6000円で推移している。メーカー各社の鉄スクラップ購入価格は、今月に入り2000円以上値上がりしている。