2007年04月06日(金)
 関東地区の鉄スクラップ相場に値上げ一服感が漂っている。地区電炉メーカー各社の鉄スクラップ入荷が好調に推移していることに加え、東京湾岸からの新規輸出成約価格が頭打ちとなっていることが背景として挙げられる。ただ、5月に連休を控えているため、足元の地区相場が大きく崩れることは考えにくい。

 直近の関東地区電炉メーカー各社の鉄スクラップ購入価格は、実勢値でトン3万5000―3万6000円、高値3万7500円。新規輸出成約価格の上昇とともに、メーカー各社の購入価格は2月上旬から上伸基調が続き、2カ月間で約7000円上昇した。
 メタルワン(本社=東京都港区、金田守司社長)と葵商店(本社=愛知県岡崎市、浅井傑人社長)は、本年4月からメタルワンが葵商店への資本参加を行うことで合意した。出資比率はメタルワン66・7%、浅井傑人氏を始めとするファミリー20%、JFEスチール13・3%となるが、浅井傑人氏が社長としてこれまで通り葵商店の経営を行う。
 住友金属工業は、中国で自動車用鍛造クランクシャフト事業を展開する「恵州住金鍛造」の5000トン第2プレスラインを前倒しで稼働することを決めた。当初は2008年1月に完成予定としていたが、07年11月から稼働させる。

 主要需要家である日系自動車メーカーなどからの要望を受けて、早期完成のめどをつけた。07年は米国と日本の3拠点で年間560万本の生産を見込んでおり、高まる自動車用鍛造クランクシャフト需要に応える。
 韓国のPOSCOは4日、米USスチール、韓国の世亜製鋼と米国に年産27万トンの高級API(米国石油協会)鋼管の合弁工場、ユナイテッド・スパイラル・パイプを建設すると発表した。POSCO、USSがそれぞれ35%、世亜製鋼が30%を出資して9300万ドル(111億円)をかけて建設し、2008年下期に操業を開始する。原油高で世界的にエネルギー開発需要が拡大するなかで、石油、天然ガスの輸送用パイプライン向けに高級鋼管を供給する狙いだ。
 廣内圧延工業(本社=大阪市城東区、廣内謙社長)は、八尾工場(大阪府八尾市上尾町)の生産と入出荷の効率化を推進する。昨年8月に稼働した大型レベラーについてはバックアップロールの調整を手動から自動対応できるように改善する計画で、作業は4月末を予定。

 また、5月連休にはクレーン操作が無線でできる体制とする。同工場のレベラー加工は直近で月間1000トン前後を達成しているが、今後も新規開拓を行い、数量を増やしていく方針。