2007年04月18日(水)
 三井物産は、豊田通商、中国の宝鋼集団と共同で、中国・広東省広州市南沙に鋼板加工会社(コイルセンター)を立ち上げる。広州トヨタ自動車向けに鋼材加工・保管・販売を手がける。宝鋼とは中国全土でCC対応しているが、今回はトヨタ向け供給を視野に入れ、初めて豊田通商と組んだ。今後も引き続き中国での自動車対応を強化する。
 日新製鋼は17日、新日本製鉄の株を1000万株追加取得したと発表した。新日鉄の発行済み株式総数の0・15%で、2006年度下期中に市場買い付けにより約50億円で取得。これにより従来保有分2700万株(0・39%)とあわせ、新日鉄株の保有比率は0・54%となった。
 中山製鋼所は電気炉連続鋳造機(CC)を改造し、スラブ断面の拡幅・増厚を予定しているが、改造作業は7月1日―8月31日の2カ月をかけて行う。この改造は下工程の熱延ミルでの製造適用品種・製造適用サイズの範囲を拡大し、併せて、高級鋼の生産を増やすのが狙いで、投下金額は38億円。

 この2カ月間は電気炉(80トン電炉)も休止するが、休止期間の鉄源は新日本製鉄グループからのスラブ購入を増やすとともに、一部の熱延製品(スリットコイルなど)を先行的に造りだめする計画。
 【福岡】九州製鋼グループは2007年と08年の2年間で年間約15億円ずつ、合計約30億円かけて設備投資する方針を固めた。環境対策と安全性の確保が主目的。すでに昨年からそのテーマで設備投資を実行。06―08年の3カ年合計で約45億円をこの分野に集中的に投資する。

 本年度は九州製鋼佐賀工場で集塵フードの改造、トーカイの圧延ミルACインバータ化、両社のクレーンの大々的な更新などを計画している。同グループの設備投資は今後数年間、環境対策と安全性確保をテーマに投資していく方針だ。
 有力コイルセンターのエヌティスチール(千葉県浦安市鉄鋼通り、日塔寛社長)は、昨年から取り組んできたスリッター工場での置き場管理システムの構築にめどを付け、近く運用を開始する構えだ。また今夏にはレベラー工場にあるレベラーラインのアンコイラーを2基体制にする計画で、加工作業の効率化を加速する。