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2007年05月07日(月)
新日本製鉄、JFEスチールなど高炉大手、大手商社は2日、鉄鉱最大手の伯リオドセ(CVRD)が実質支配する伯鉄鋼業、MBRへの間接出資分を1700億円余りで30年間賃貸する契約を結んだことを明らかにした。
CVRDは自社事業と一体運営することで、鉱石の処理設備や鉄道などの相互利用で相乗効果を引き出す狙い。新日鉄、JFEなどはリース料として一定の収益を確保しながら、CVRDとの関係を維持する一方、住友金属工業、三井物産、住友商事は持分をCVRDに譲渡する。
CVRDは自社事業と一体運営することで、鉱石の処理設備や鉄道などの相互利用で相乗効果を引き出す狙い。新日鉄、JFEなどはリース料として一定の収益を確保しながら、CVRDとの関係を維持する一方、住友金属工業、三井物産、住友商事は持分をCVRDに譲渡する。
高炉5社の2007年度の粗鋼生産(単独)は前年度比2・5%、215万トン増の8805万トン前後になる見通しだ。これはバブル景気時ピークの90年度を1000万トン上回る高水準で、直近のボトムとなった98年度を2500万トン強上回る。
自動車、造船など製造業からの高級鋼の増量要請に応えるため高炉各社ともにフル操業を継続。高炉拡張や製鋼能力増強などの設備投資を積極化しているが、07年度はとくにそれぞれ100万トンの増産を見込む新日本製鉄、JFEスチールの大手2社が高炉粗鋼生産全体を押し上げる構図となる。
自動車、造船など製造業からの高級鋼の増量要請に応えるため高炉各社ともにフル操業を継続。高炉拡張や製鋼能力増強などの設備投資を積極化しているが、07年度はとくにそれぞれ100万トンの増産を見込む新日本製鉄、JFEスチールの大手2社が高炉粗鋼生産全体を押し上げる構図となる。
日本鉄鋼連盟が2日発表した2006年度の鉄鋼貿易実績によると、普通鋼鋼材輸出量は前年比10・5%増の2468万4000トンと3年ぶりに増加した。
熱延コイルが24・0%増、亜鉛めっき鋼板が11・3%増などと鋼板類が大きく伸びた。特殊鋼輸出は27・5%増の561万1000トンと2年ぶりに増加。全鉄鋼輸出量は12・0%増の3591万3000トンと4年ぶりに増えた。輸出金額はドル建てで初めて300億ドルに達し、4年連続で過去最高を更新した。
熱延コイルが24・0%増、亜鉛めっき鋼板が11・3%増などと鋼板類が大きく伸びた。特殊鋼輸出は27・5%増の561万1000トンと2年ぶりに増加。全鉄鋼輸出量は12・0%増の3591万3000トンと4年ぶりに増えた。輸出金額はドル建てで初めて300億ドルに達し、4年連続で過去最高を更新した。
建材、鋼管メーカーは中径角形鋼管に関して、国土交通大臣認定の建築構造用冷間成形角形鋼管であるBCR認定取得に向けた動きが加速している。
阪神・淡路大震災後、建築物の耐震性・安全性を確保するため、柱材に使用されるコラム(大径角形鋼管)でBCR化、BCP化が進んだが、低層建築物の柱材に採用される150角や175角サイズの中径角形鋼管のBCR化を求める声が強くなっており、中径角形鋼管でもBCR認定を申請する動きが出てきている。
阪神・淡路大震災後、建築物の耐震性・安全性を確保するため、柱材に使用されるコラム(大径角形鋼管)でBCR化、BCP化が進んだが、低層建築物の柱材に採用される150角や175角サイズの中径角形鋼管のBCR化を求める声が強くなっており、中径角形鋼管でもBCR認定を申請する動きが出てきている。
大和工業が2日は発表した2007年3月期決算は連結ベースで、売上高が1107億2900万円と06年3月期比11・5%増、経常利益が434億4000万円、当期純利益が266億9600万円と同50%増と、経常利益、当期純利益ともに過去最高を更新した。