2007年05月08日(火)
 新日本製鉄、JFEスチールなど高炉5社の2007年度の鉄鋼関連設備投資計画(単独、工事ベース)合計は前年度見込み比約18%、1000億円増の6473億円となった。国内外の製造業・エネルギー分野における鋼材の品質・数量要求が高まる中、各社は高級鋼の安定供給に向けた設備投資を加速するとともに地球温暖化対策としての省エネルギー(CO2排出量削減)など環境関連投資を継続する。
 東京地区の熱延鋼板(黒皮)市況が閉塞感を強めている。市中の荷動きが低迷していることに伴い、流通業者間の販売競争が厳しくなってきたためで、一部には小幅下落といった軟化気配も出てきている。東京製鉄や海外ミルの値上げなど母材の仕入れ圧力が強まっているだけに、熱延市況は正念場に入ったといえそうだ。
 日鉄鋼管(木下洋社長)は、6月1日出荷分から、電縫管全品種を対象に値上げを実施することを決めた。全品種の値上げは、2005年春以来2年ぶり。対象は店売り、ひも付き。値上げ幅は電線管、ガス管、一般構造用鋼管がトン当たり5000円。自動車向けを中心とする機械構造用鋼管は、ユーザー毎に個別交渉する。
 普通鋼電炉工業会の猪熊研二会長は7日、理事会後に定例の記者会見を開き、「電炉メーカーを取り巻く環境は、依然として変わらず良好。製品の需要は堅調で出荷も順調に推移している。ただ、価格転嫁はできているが、足元の収益は鉄スクラップの高騰が影響して良くはない」などと語った。
 リンタツ(本社=名古屋市中区橘一丁目28―9、堀場昌治社長)は、品質向上と生産性の大幅アップを目的に愛知県半田市日東町の半田ステンレス加工センターに最新鋭のレベラーシャーライン(新LC―1)を導入し、このほど本稼働を開始した。6年前から進めてきた同センターのリフレッシュ工事の一環で、第1工場の一部(第1期工事分)を建て替えた後に、既存の1号レベラーシャーを更新し、併せてコイル保管・搬送自動化システムを採用した。