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2007年05月24日(木)
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独ティッセン 「世界シェアNo.1維持」
・ JFE、豪ソノマ炭鉱開発開始=原料調達を安定化
・ 新日鉄、高級鋼150万トン増
・ ブリキ輸出商談 高炉、20ドル値上げへ
・ 神鋼、次世代製鉄プロセス 印での実用化に期待
・ JFE、豪ソノマ炭鉱開発開始=原料調達を安定化
・ 新日鉄、高級鋼150万トン増
・ ブリキ輸出商談 高炉、20ドル値上げへ
・ 神鋼、次世代製鉄プロセス 印での実用化に期待
ステンレス最大手の独ティッセンクルップ・ステンレスは、2011年の米国工場立ち上げでステンレス粗鋼生産を90万トン拡大する。メキシコ工場の拡張と合わせて北米で2番手となる65万トンの冷延能力を備え、北米のシェアを拡大する。
市場の伸びに合わせて米工場を順次増強するほか、欧州で冷延能力を拡大し、現状北米に振り向けている鉄源を活用して欧州でも供給力を拡充する。コスト削減やクロム系の増産などと合わせて競争力を強化し、世界トップの座を維持する方針だ。
市場の伸びに合わせて米工場を順次増強するほか、欧州で冷延能力を拡大し、現状北米に振り向けている鉄源を活用して欧州でも供給力を拡充する。コスト削減やクロム系の増産などと合わせて競争力を強化し、世界トップの座を維持する方針だ。
JFEスチールとJFE商事は22日、豪石炭開発会社、Qコール、米鉄鉱大手のクリーブランド―クリフス、台湾鉄鋼大手の中国鋼鉄(CSC)との豪ソノマ炭鉱プロジェクトの発足記念式を東京で開いた。
JFE商事が4月に炭鉱の権益5%を取得し、JFEスチールは年間50万トンの強粘結炭を調達する5年契約を結んだ。JFEスチールは「原料の安定調達は最重要課題の一つ」(馬田一社長)と位置づけており、グループで競争力のある優良原料炭を安定確保し、高級鋼の増産基盤を強化する。
JFE商事が4月に炭鉱の権益5%を取得し、JFEスチールは年間50万トンの強粘結炭を調達する5年契約を結んだ。JFEスチールは「原料の安定調達は最重要課題の一つ」(馬田一社長)と位置づけており、グループで競争力のある優良原料炭を安定確保し、高級鋼の増産基盤を強化する。
新日本製鉄は2007年度で高級鋼の販売を150万トン増やし、中期計画(06―08年度)で目標に掲げた高級鋼05年度比300万トン増を1年前倒しで達成する計画だ。
関係筋によると、高炉メーカーは7―9月積み(一部は7―12月積み)ブリキ輸出商談で前期に比べ20ドル程度の値上げを実施する模様だ。
中国の宝山鋼鉄が22日に国内向けブリキ価格を100元(約1800円)値下げすると発表したが、高炉筋筋では中国を含めアジア需要は堅調に推移しているうえ、中近東などからの引き合いも増えているため、需給のタイト感は続くとみている。錫価格の上昇などのコストアップもあり、値上げ基調を継続する。またローモの7―12月積み(一部7―9月積み)についても値上げする構え。
中国の宝山鋼鉄が22日に国内向けブリキ価格を100元(約1800円)値下げすると発表したが、高炉筋筋では中国を含めアジア需要は堅調に推移しているうえ、中近東などからの引き合いも増えているため、需給のタイト感は続くとみている。錫価格の上昇などのコストアップもあり、値上げ基調を継続する。またローモの7―12月積み(一部7―9月積み)についても値上げする構え。
神戸製鋼所は23日、同社が開発した次世代製鉄プロセス、ITmk3の実用化について、「インドの鉱山会社、チョーグルと交渉を進めているが現時点では何も決まっていない。年内もしくは来年早々に話がまとまることを期待している」とコメントした。神鋼はプラント輸出、合弁事業の両面で交渉中。