2007年06月07日(木)
 関東地区の鉄スクラップ相場が下げ止まった。軟調推移していた海外市況に、ここにきて反発の兆しが見えてきたことが背景にある。現在、関東地区電炉メーカー各社の鉄スクラップ購入価格は、トン3万2500―3万3500円前後、高値3万4000円。
 鉄鋼主力商社の佐藤商事は、2011年までの5年間で連結売上高2000億円をめざす。自動車や建設機械、造船向けの鋼材供給が好調で、総売上高に占める鉄鋼部門のシェアは65%に達しているが、今後は海外を中心に鉄鋼・電子材料・雑貨部門のグローバル販売力を強化し、一層の増収増益を狙う。
 関東地区の店売り向け構造用鋼は、2月のメーカー値上げが浸透しつつある。市中の在庫増によって昨年秋から調整局面に入っていたが、5月ごろから市況は反転してきた。直近でもスポットの引き合いが増加、量的に3倍ほどの注文も見受けられる。流通筋によると「値上げ浸透は時間の問題」との認識が定着しつつある。帳端明けには一段高となりそうだ。
 神鋼鋼線工業は6日、ワイヤロープおよびステンレスロープ製品の販売価格を7月21日出荷分から値上げすると発表した。値上げ幅はワイヤロープが現行価格比10%以上、ステンレスロープがトン当たり30万円以上。原材料価格高騰によるコストアップを転嫁し、安定供給体制を確保することが目的。
 綿半ホールディングスの2007年3月期連結決算は経常利益が16億6000万円で前年度比44・3%増加、純利益が6億9500万円で6倍増となり、4期連続で増収増益を達成した。