2007年06月15日(金)
 住友商事は14日、油井機器用金属部品のサプライチェーンマネジメントサービスを行うホウコグループ(本社=英国スコットランド)とのパートナーシップを締結するとともに、50%の株式を100億円超で取得したと発表した。油井機器用部品製造事業に進出することで、主力の油井管と合わせて、オイル関連を中心とした鋼管事業の拡大を狙う。
 JFE条鋼仙台製造所(森岡清孝所長)は中期計画の柱のリフレッシュ工事で排熱利用の予熱型電気炉(エコアーク)に切り替え、来年8月末に工事を完了、9月に操業を開始する。

 製鋼能力を月間6万トンから7万トンに17%拡大することで自社鉄源を増やし、出荷量を年間100万トン以上(06年度96万トン)に増やす考え。環境対策も強化し、環境対応型の新電炉の効果や加熱炉などの天然ガスへの燃料転換によってCO2発生量を20%削減する。
 住金物産は2007年度、加工メーカー型機能を強化して事業を拡充する。付加価値を高めて、中身の良い事業を増やす「集中と選択」で、利益を増やして利益率を上げていく。

 すでに08年度までの中期経営計画で掲げた自己資本比率10%を06年度で達成。07年度以降は利益を積み増して自己資本比率を高めて、06年度の2倍をめざす。事業投資の積極化で総資産は増加するが、事業ポートフォリオの組み替えで総資産を見直し、自己資本比率の引き上げにつなげる。
 関西地区の中板市況は荷動きの不振もあって、コイルセンター出し値で7万円(トン当たり、3・2ミリ厚の3×6幅)どころ、特約店の再販価格で7万3000―7万4000円(同)どころで足踏み状態となっている。

 ただ、コイルセンター各社は輸入コイルを中心に、仕入れ価格が上昇してきており、販売価格の是正するタイミングをうかがっている。一部業者では「7月1日ぐらいから、中板の売値を引き上げたい」としている。
 神戸製鋼グループの神鋼特殊鋼管(本社=山口県下関市長府港町、安喰真雄社長)は13日、ニッケル価格の大幅な高騰を受け、2007年6月契約分以降、ニッケル系継目無ステンレス鋼管の国内向け価格を約20%値上げする、と発表した。対象は店売り、引き抜き、ひも付き。昨年6月契約分以降、7回目で、トータル90%程度の値上げ実施となる。