2007年08月07日(火)
 鉄鉱大手3社が相次いで大規模な鉄鉱石生産の拡張を表明している。最大手の伯リオドセ(CVRD)は2011年までに鉄鉱石生産を4億5000万トンに07年計画比50%拡張する計画を公表した。

 2位の英リオ・ティント、3位の豪BHPビリトンも西豪州事業の大規模拡大構想を明らかにしており、実現すれば、10年以内にも3社合計の生産が倍以上の10億トン超になる。中国などの需要増に合わせて各社は事業を拡大する一方、拡張の道筋を示すことで、株主や市場に存在を誇示する狙いだ。
 JFEエンジニアリングは、ベトナムの海底管を受注した。この物件は、ベトナム国営石油会社のベトロベトナム社が、ベトナムで初の製油所を建設する大型プロジェクトの一部。敷設距離は陸上、海上合わせて約4キロメートルになる。
 韓国の現代製鉄は6日、860億ウォン(110億円)を投じて現行年間1050万トンの電炉製鋼能力を2008年後半までに1170万トンに120万トン拡大すると発表した。

 仁川工場の電炉2基を再稼働し、浦項工場の造船用形鋼の37%増産や分塊の91%増産に充てる。造船や風力発電など需要の成長に合わせて能力を拡大し、素材供給を通じて自国産業の競争力を支える狙いだ。
 JFE条鋼(日野光興社長)は来夏に姫路製造所(兵庫県姫路市)の中小形圧延ラインのリフレシュを計画しているが、9月から事前工事を行う。同ラインのリフレッシュは老朽化対策と品質のさらなる向上が狙いで、ラインを全面的に更新する。本格作業は来年8月前後2カ月間を予定している。
 新日本製鉄―メタルワン系の大手コイルセンター、五十鈴(本社=東京都大田区、鈴木貴士社長)は東海ブロックの加工能力を増強する。東海地区に製造拠点を置くトヨタ自動車、三菱自動車、スズキなどの自動車メーカーの生産拡大に対応しようとするもので、現在、岐阜五十鈴(岐阜県加茂郡、尾形昭雄社長)の設備拡大を軸に検討を進めており、今月からは物流改善のための自動ラック導入工事に入った。