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2007年09月04日(火)
アジア地区の電磁鋼板の需給タイト感が一段と強くなっている。エネルギー関連の設備投資の増加、中国を中心にエアコンをはじめとする家電需要の好調が続いていることなどが要因で、高炉メーカー筋によると方向性電磁鋼板のフル稼働状態が続いているうえ、アジア地区の無方向電磁鋼板の需要は昨年に比べ10%程度増加する見込みという。
重電、家電など需要家からの引き合いは強く、日系メーカーの輸出価格はこの1年で100ドル以上上がっており、先行きも上伸傾向が続く見通しだ。
重電、家電など需要家からの引き合いは強く、日系メーカーの輸出価格はこの1年で100ドル以上上がっており、先行きも上伸傾向が続く見通しだ。
シームレス(継目無)鋼管は2007年度下期において、需給ギャップが一段と拡大する見通しだ。07年度は輸出、国内向けともに旺盛な引き合いが続く中、住友金属工業が第3・四半期(07年10―12月)で定期修理に入るなど、一時的に供給量が絞られることから、需要期である10月以降、国内市場での品不足が深刻化する懸念が出ている。
ベトナムで鉄鋼投資が拡大している。POSCOとタタ製鉄、台湾系タイクーンがそれぞれ500万トン級の一貫製鉄所を計画。国内外資本の条鋼電炉の増強・新設も相次ぎ、各社の計画の合算能力は年間2200万トン以上となる。
印エッサールスチールの熱延工場など下工程の建設も盛ん。拡大する内需と本年1月のWTO加盟による環境整備が投資を呼び込んでおり、粗鋼生産能力でアジア4位の台湾に並ぶ鉄鋼国となる可能性が出てきた。
印エッサールスチールの熱延工場など下工程の建設も盛ん。拡大する内需と本年1月のWTO加盟による環境整備が投資を呼び込んでおり、粗鋼生産能力でアジア4位の台湾に並ぶ鉄鋼国となる可能性が出てきた。
普通鋼電炉工業会の日野光興会長(JFE条鋼社長)は3日、定例の記者会見を開き、「8月は各社の定期修理が重なったが、予想に反して原料鉄スクラップ価格は上昇した。これを踏まえ、需要が盛り上がる秋に向かって鉄スクラップ価格はさらに上昇することが予想される。メーカーは製品販売価格を大事にする必要があり、原料との値差(スプレッド)を確保することが大切だ」と強調した。
日本鉄鋼連盟が3日発表した7月の鉄鋼貿易実績によると、普通鋼鋼材輸出量は前年同月比3・4%減の206万7000トンと3カ月連続で減少した。熱延広幅コイルは9・2%増と5カ月ぶりに伸びたが、厚板、冷延広幅コイル、亜鉛めっき鋼板、鋼管類などが減った。1―7月の普通鋼鋼材輸出は1428万9000トンと前年同期比1・4%伸びた。