2007年09月11日(火)
 関東地区小棒電炉メーカー11社が出資する鉄スクラップ共同備蓄会社、メタル・ストック(社長=西村勇二・合同製鉄常務)は10日、来月から鉄スクラップの備蓄を本格的に開始すると発表した。昨秋から鉄スクラップの安定供給を目的に検討してきたもので、まずは2008年3月までの3連続操業時に、商社ヤード2カ所から備蓄鉄スクラップを加盟11社に供給する。

 10月の3連操時(6―8日)は数千トンを考えている。その後は備蓄、輸送体制など効果や課題を検討しながら、年度ごとに備蓄数量などを見直していく方針だ。
 JFEスチールは、オンリーワン、ナンバーワン製品である引張り強度1平方ミリ当たり550N(ニュートン)の高強度建築構造用厚板・TMCP鋼材「HBL385」の拡販を進めている。主に超高層建築物に用いる柱材(溶接組立四面ボックス柱)への採用が拡大し、累計受注量が約2万トンに達したと10日発表した。

 優れた溶接性と高強度化を両立し、従来のTMCP鋼材に比べて鋼材重量を約15%低減できるなどの特徴が、高い評価につながっているという。東京駅八重洲口に10月竣工予定の超高層タワーにも5000トン以上が採用された。
 住友金属工業の和歌山製鉄所は上工程更新と地域環境保全のための大型投資を進めているが、工事作業は順調に進んでいる。すでに、新高炉(新第1高炉)は操作・電気室の建屋はほぼ完成しており、今後、操作・制御装置などの導入を進める。

 高炉本体も11月から鉄皮を付け始める。本体を支える架台(やぐら)4本の建設を開始する予定で、11月6日には立柱式を開催する。熱風炉も基礎が完成しており、今後、上部部分の据え付けなどを行う。
 スウェーデンの鉄鋼メーカー、サーブはこのほど、最小板厚0・28ミリで最大降伏応力700MPa(メガパスカル)級の薄手高張力鋼板や世界最高レベルとなる引っ張り強度1500―1700MPa級の超高張力鋼板など3種類の高張力鋼板を開発したと発表した。同社は家具や容器類、家電製品、安全部品などへの適用を見込んでいる。
 特殊鋼流通のノボル鋼鉄(本社=東京都千代田区、三上聡彦社長)は、前期(2006年7月―07年6月)に設備投資として、約6億円を投資したが、今期も約4億円を投じ、機械加工設備を増強する。関連会社のノボル精密(静岡市清水区)の工場設備を拡張するもので、土地・機械購入など2年間での一連の投資額は約10億円となる。