2007年11月05日(月)
 中国鉄鋼最大手の宝鋼集団の徐楽江董事長は1日、新日本製鉄とより幅広く提携関係を深化させる考えを明らかにした。

 合弁会社の宝鋼新日鉄自動車鋼板(BNA)の拡張を検討している以外にも、「原料の開発、環境保全、技術協力についても協力が必要」という認識だ。両社の共通課題について案件を精査し、BRICsなど新興市場への対応など幅広い「戦略的なパートナーシップ構築に取り組みたい」考え。
 佐々木製鑵工業(本社=兵庫県伊丹市、佐々木克義社長)は兵庫県尼崎市に、尼崎工場の建設を計画しているが、早ければ、来年早々にも着工する。

 完成は来年4―5月を予定しており、設備はコラム用の切断―開先の一貫設備を4ライン導入する予定で、このうち、切断機2基を新設し、残りの切断機2基と開先機4基を移設する。加工能力は当初計画の月間3000トンを上回り、月間4000トンを予定している。投下金額は12億―13億円となる見込み。
 大手総合商社5社・金属部門の2007年9月中間期連結業績は、好調な金属資源価格と、鉄鋼を中心とした旺盛な需要に支えられ4社が増収だった。

 純利益では三井物産が鉄鉱石事業会社の売却益などで大幅な増益を計上、伊藤忠商事は微増益だったが、その他の3社は石炭価格の下落、株式売却益の減少などで減益だった。とはいえ、5社平均の純利益では全社利益の33・2%とほぼ3分の1を占め、依然として「ドル箱」部門の位置づけを維持している。
 日本鉄鋼連盟が2日発表した鉄鋼輸出入統計によると2007年度上期(4―9月)の普通鋼鋼材輸出は前年同期比0・7%増の1261万トンだった。

 厚板、亜鉛めっき鋼板やブリキ・ティンフリー、形鋼や軌条などが増加したが、主力の熱延広幅コイルが減少、冷延広幅コイルもほぼ横ばいだった。
 甘利明経済産業相は2日の閣議後会見で、改正建築基準法の影響で建築着工などが激減している問題に触れ、「工場建設も減速し、ひいては設備投資にも影響が出る」と述べ、景気への悪影響に対する懸念を示した。

 その上で国土交通省に対し「法運用の改善でスムーズに建築許可が下りるよう改善されるか、それだけでは対応できない問題があるか、調査するよう要請した」と手続き迅速化への早急な対処を求めたことを明らかにした。