2007年11月08日(木)
 ガス管最大手のJFEスチールは、ガス管類(黒管、白管、その他塗覆装鋼管)に関して、2007年10―12月で前年同期比20%強の減産を実施する。改正建築基準法施行などの影響を受けて、荷動きが停滞しており、JFEスチールでは同7―9月で引き受けカット、20%程度の減産に踏み切ったが、需要低迷が続いていることから、10―12月においても減産継続を決めた。
 関東地区小棒電炉メーカー11社が出資する鉄スクラップ共同備蓄会社、メタル・ストック(西村勇二社長・合同製鉄常務)は7日、11月23日からの3連続操業時に向け、鉄スクラップ備蓄を実施すると発表した。

 10月6日からの3連操に続く第二弾となる。備蓄鉄スクラップは代表品種のH2(厚さ3―6ミリ)で、数量は6000―7000トンを予定している。今回は備蓄ヤードを新たに1カ所追加し、計3カ所の商社ヤードから加盟11社に供給する。
 新日鉄エンジニアリングは7日、製鉄プラント事業部が三菱商事と共同で中国の馬鞍山鋼鉄股フェン有限公司から乾式ダストリサイクル設備(RHF)を受注したと発表した。

 RHFは製鉄所内で発生するダストを成型し、ドーナツ型の回転炉床炉で還元鉄を生産するリサイクル設備。馬鞍山鋼鉄が本年、本格稼働させた粗鋼生産能力年間約500万トンの新区一貫製鉄所に処理能力同20万トンのRHFを建設、2009年6月の立ち上げを予定する。新日鉄エンジのRHF受注は国内外8基目となるが中国では初めて。
 新日本製鉄は7日、低炭鉛フリー快削鋼線材「SUM24EZ」が富士ゼロックスの複写機、プリンターのシャフトに全面採用されたと発表した。「SUM24EZ」は鉛を使用せずに低炭鉛快削鋼線材と同等以上の切り屑脱落性、潤滑性、めっき性を持つ製品で、従来の低炭鉛快削鋼線材の生産は2008年3月末で中止し、全量を鉛フリーに切り替える。
 JFEスチールは、東日本製鉄所(京浜地区)にシュレッダープラントを導入する。関係筋によると、2008年8月に完成する新型シャフト炉と併せて稼働開始を予定している。新設する設備は富士車輌製の約4000馬力で国内最大規模となる見込み。

 鉄スクラップの有効活用、使用量拡大を図り、CO2削減と増産に対応する。08年度は年間150万―200万トンの市中鉄スクラップ購入を視野に入れており、各製鉄所で鉄スクラップの手当てを進めている。