2007年11月22日(木)
 神戸製鋼所と米大手ミニミルのスチールダイナミクス(SDI)は21日、神鋼が開発した次世代製鉄法(ITmk3)による年産50万トンの粒鉄(アイアン・ナゲット)製造プラントの商業機1号機を建設することで合意したと発表した。両社合弁のメサビ・ナゲット・デラウェア(MND)が2億3500万ドル(約260億円)を投じて米ミネソタ州ホイット・レイクスにプラントを建設し、2009年央に稼働させる。
 財務省が21日発表した2007年10月分貿易統計(速報)によると、鉄鋼は全世界で輸出が310万トン(前年同月比10・5%増)、金額ベース3425億8300万円(同13%増)、輸入が69万8696トン(同6・7%減)、807億2700万円(同12・2%増)となった。
 住友商事の岡本巌取締役専務執行役員は21日、資源・エネルギー部門の純利益を500億円と2007年度見通しの310億円から60%拡大する方針を明らかにした。

 近い将来として時期は明らかにしなかったものの、2010年以降、マダガスカルのニッケル計画など新規案件が立ち上がり、100億円相当の収益につながるとしている。08年度までの中期計画で2000億円規模の投資を通じて資源を確保し、収益基盤を拡大する狙いだ。
 鉄鋼最大手のアルセロール・ミッタルは20日、南アフリカのマンガン資源の開発合弁事業設立で南アのマンガン開発業、カラガディ・マンガニーズと合意したと発表した。

 2010年に生産を開始し、最終的に年間240万トンのマンガン焼結鉱、32万トンのマンガン系合金鉄を生産する。アルセロール・ミッタルは鉄鋼メーカーとしては異例のマンガン開発に乗り出し、所要量の50%相当のマンガン合金鉄を安定確保する狙いだ。
 韓国・現代製鉄は、日本産鉄スクラップ輸入価格を3週連続で値下げした。現代は21日の購買入札で、日本産H2に対して前回比500円安のトン当たり3万5500円前後(FOB、以下同)、新断スクラップに同比1000円安のトン4万円前後を提示。日本産H2へのオファー価格は、今年ピーク比でトン4000円(10%)安となった。