2007年12月19日(水)
 ステンレス原料の高炭素フェロクロム価格が過去最高レベルから1―3月はさらに20%近く上昇しそうだ。日本の業界関係者によると、南アフリカのフェロクロムメーカーと欧州のステンレス大手の四半期価格交渉が決着した。

 前回の据え置きで放置したスポット価格との格差を埋める動きだ。日本のステンレスメーカーはなお交渉を続けているが、値上げは避けられない情勢。欧州の値上げはクロム分18%のステンレス鋼種でトン9400円に相当し、製品価格を一段押し上げる要因として作用しそうだ。
 コベルコ建機(島田博夫社長)は、100億円強を投じて中国・四川省成都市に建設機械の新工場を建設し、2009年までに既存工場を全面移転する。新工場の年産能力は9000台となり、既存工場の3000台と比べて3倍となる。18日に中国側と基本合意した。建機需要が拡大する中国市場での対応を強化することが狙いだ。
 日本電工は1―3月積みの高炭素フェロマンガンの大口向け販売価格をトン3万円引き上げる方針だ。すでに需要家に申し入れており、一部は決着しつつあるという。

 中国をはじめとした需要拡大を背景に、マンガン鉱石の需給ひっ迫などのコストアップ要因と合わせて国際的にマンガン系合金鉄価格が上昇している。堅調な鉄鋼需要が見込まれるなかで、マンガン鉱石の需給ひっ迫は当面継続するとみられており、4月以降もマンガン合金鉄は値上げ含みという見方が一般的だ。
 阪和興業は18日、2007年11月末の輸入鋼板の岸壁在庫を明らかにした。それによると、11月末の在庫は21万7000トンと前月比7000トン、3・1%減で、2カ月連続の減少。ただ、前年同月対比では2万2000トン、13・3%増。在庫の引き取りは低調ながら、新規入着は少ないことから、在庫は減少したもの。
 関包スチール(本社=大阪市西区、谷本隆広社長)は来年10月の完成をめざし、九州の久山工場の第2期工事を行う。

 増築工事は来年4月から開始し、建屋増築の面積は1890平方メートルの計画だが、建築工事に先行して、オートシャー1基を導入する。その他の設備は現段階で正式決定していないが、建屋完成後、2号ミニレベラーの増設、および二次加工分野も視野に入れ、さらなる設備増強も検討している。