2007年12月26日(水)
 中国政府は先週、鋼材、コークス、合金鉄などの輸出関税を1月から引き上げる方針を発表した。詳細は明らかではないが、商社などの情報によると、エネルギー消費が高く、環境に負荷が大きい品目の関税を引き上げる見通しだという。

 コークスは関税の10ポイント引き上げが有力視されている。鋼材や合金鉄も5ポイント以上の引き上げになるとみられている。今週にも当局が公表する関税引き上げの動向次第では、対象製品の輸出価格を一段押し上げる要素になりそうだ。
 新日本製鉄は25日、超高層建築の柱専用厚鋼板「BT―HT400C」をこのほど開発し、本格販売を開始すると発表した。この厚鋼板はTMCプロセスの適用で設計強度(降伏点)を20%強高めたことで、高い靭性・溶接性を有し、耐震安全性の向上や鉄骨加工コストの低減に効果を発揮する。

 今年4月に国土交通大臣の認定を取得、すでに3件の超高層物件で採用されている。来年中にさらに設計強度が高い「BT―HT500C」を投入する予定。また、新日鉄では、梁部材と柱部材の2つに分けた建築構造用鋼材の新たな規格体系を提案し、顧客に合理性の高い設計・施工を提供する方針だ。
 【名古屋】メタルワン系のコイルセンター、浜松鋼板加工(本社=浜松市中区高丘北1―1―45、資本金3000万円、川名喬生社長)は、浜松市北部の工業団地内に新工場を建設し全面移転する。同時に資本金も現在の3000万円に20億円の増資を行う。

 主力取引先である自動車メーカー・スズキの増産に対応し、加工能力の大幅拡大を図ることが主目的。移転時期は2009年初めで、当面、第1期工事で月間加工量を現状からほぼ倍増の2万トン強まで引き上げていく計画だ。投資額は用地取得費も含め約50億円。
 大阪製鉄は西日本製鋼所(熊本県宇土市)にロータリーキルン方式によるダスト処理設備を設置することを決めた、と25日発表した。投下金額は約15億円で、稼働は2009年度中を予定している。

 これまで同製鋼所が外部業者に委託していた電気炉ダストを自社処理によるゼロエミッション化を進め、中南九州地区で電気炉を活用したリサイクル処理を強化するのが狙い。
 神鋼建材工業(本社=兵庫県尼崎市、稲葉嘉昭社長)は、増設工事を進めていた粉体塗装設備が完成し、25日現地で竣工式を開催した。「第2塗装工場」として2008年1月から本格稼働を開始、多品種小ロット主体の塗装に対応し、主力製品である防護柵の納期強化につなげる。投資額は約3億円。