2010年2月17日

JFE建材・JFEスチール、高反射遮熱パネル開発 開放型建築に照準

 JFE建材(本社=東京都中央区)とJFEスチールはこのほど、遮熱塗料を使用した「高反射遮熱パネル」を開発した。赤外線を反射する遮熱塗料と光触媒を組み合わせたもので、2006年9月からJFE建材千葉工場(千葉市中央区)の曝露試験場で実験を行っている。従来のフッ素系塗料パネルと比べて10度近くの温度抑制効果(夏場の屋外環境で)が得られるほか、製造工程の短縮やコスト低減を図れる。現在共同で特許出願中。今後は倉庫、駅舎、畜舎などを中心に夏場の蓄熱防止効果が発揮できる開放型の建築物向けに販売展開したい考えだ。

新製品・新技術 高反射遮熱パネルは金属パネルを下地処理した後、塗料メーカーで開発された有機・無機ハイブリッド型傾斜塗料を塗り、光触媒をコーティングする。従来は金属パネルを下地処理した後、ブロック層と呼ばれる無機物リッチな層を介在させる必要があったが、有機・無機ハイブリッド型傾斜塗料を使用することでその工程を省略でき、大幅なコスト低減が可能となった。

 また、実大パネルを使用した曝露試験では十分な遮熱効果が得られることを実証。機械的・化学的性質のほか、長期耐久性のいずれの試験でも従来のフッ素系塗料パネルと比べて同程度以上の性能を確認した。3年以上経過した現在でもその効果が持続している。光触媒のセルフクリーニング効果によって表面の汚れの進行が抑えられ、遮熱性能が維持されることから、環境配慮型商品として積極的に展開していく。

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