2009年11月4日

新日鉄、熱延ハイテンGA化

 新日本製鉄は2日、自動車のアンダーボディーやサスペンションなど足回り部品に適用可能な引っ張り強度590MPa(メガパスカル)および780MPaクラスの高バーリング型熱延GAハイテン(合金化溶融亜鉛めっき鋼板)を開発し、名古屋製鉄所と君津製鉄所で世界で初めて量産体制を整えたと発表した。

 既存の熱延ハイテン鋼板のGA化となる開発だが、バーリング性(穴拡げ性)を引き上げたことで、足回り部品に求められる軽量化、防錆対策、機械特性などが大きく向上する。すでに国内自動車メーカー数社で実用化および実用化のめどがつきつつあるとされ、今後、部品適用を加速させたい考えだ。

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