2010年11月4日

総合商社5社の金属関連部門、全社が中間大幅増益

 総合商社大手5社の2010年9月中間期連結決算が2日出そろい、金属関連部門はいずれも大幅増益となった。

 鉄鉱石・石炭など鉄鋼原料の価格上昇と販売数量増により、資源事業の収益が拡大し、鋼材需要の回復によって鉄鋼製品事業も好転。各社ともに米リーマン・ショックの影響が表面化する直前の08年9月中間期に迫る水準まで回復してきた。

 中間期の好業績を受けて、三菱商事が金属グループの11年3月期純利益予想を従来比350億円増の2200億円に上方修正。三井物産も金属資源の純利益予想を同140億円増の1540億円に上方修正した。

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