2011年8月19日

7月鉄鋼輸出、市況軟化で5・5%減

 財務省が18日に発表した貿易統計によると、7月の鉄鋼輸出は328万6000トンと前月比5・5%減り、2カ月ぶりに減少した。

 海外の日系自動車の生産回復など需要は堅調だが、中国など安価な海外材の流出増による市況の軟化が影響し、対ドル為替が80円を割り込む円高の向かい風も受けた。国内の自動車生産の正常化が前倒しで進み、鋼板の国内需要が増える見込みから、輸出は下期にかけて減る可能性が高いとみられている。

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