2012年3月23日

新日鉄、50ドル超上げ提示 高炭素線材の輸出商談

 新日本製鉄は高炭素線材の4―6月積み輸出商談で、需要家に対してトン当たり50ドル以上の価格引き上げを要請している。自動車関連の需要が国内外で旺盛な環境下、需給タイトが続いていることが主な要因。

 鉄鋼原料価格は足元で下落しているものの、2010年度、11年度と直近2年間で上昇してきた中で、マージンの悪化もあり、12年度も積み残しのある需要家を中心に格差是正を図っていく。現在の輸出価格は、FOB1200―1300ドル。

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