2012年6月26日

東京製鉄、引合い・受注が回復

 東京製鉄は、7月契約分での鋼材販売価格(店売り向け)の全品種大幅値下げ、エキストラの大幅改定を発表した18日以降、鋼板類を中心に引き合い、受注が回復していることを明らかにした。6月では提示した販売価格を下回る安値が市中で散見されたが、東鉄がエキストラ改定を含めた下限価格を打ち出したことで、「鉄スクラップ市況の反発などもあり、国内鋼材価格の底打ちムードが醸成され始めている」(今村清志・取締役営業本部長)と認識しており、今後の実需回復に期待している。

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