2016年6月29日

16年度粗鋼、下振れ懸念強まる

 2016年度の全国粗鋼生産量は15年度の1億420万トン以上とみられているが、英国のEU離脱投票結果を受けての世界景気後退や円高の定着、過熱する鉄鋼貿易摩擦などによる下振れ懸念が強まっている。中国の鉄鋼過剰生産・輸出による国際市場混乱も続いており、鉄鋼メーカー各社は実需見合いの慎重な生産姿勢の継続を迫られている。

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