2016年11月7日

新日鉄住金、溶銑予備処理MURC法を鹿島製鉄所に導入

新日鉄住金・MURC法を導入している大分製鉄所の転炉
 新日鉄住金は、鹿島製鉄所(茨城県鹿嶋市)に溶銑予備処理技術である「MURC法」を導入することを決めた。2017年度内で第2製鋼工場の転炉に中間排滓時のスラグ排出能力アップや、脱リン等の効率を高めるための酸素吹き込み能力拡大などの投資を行う。鹿島製鉄所へのMURC法導入で、新日鉄住金は溶銑を利用する7製鉄所すべての製鋼工場で溶銑予備処理を行うことができる体制が整い、現行中期経営計画(15―17年度)で掲げる「全量の溶銑予備処理適用」を達成することになる。

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