産業新聞社は4月から紙面を順次、刷新し、「鉄鋼・非鉄総合専門紙」としての「より有益で質の高い情報」を発信していきます。

ものづくりが新しい時代を迎えました。自動車のEV化が加速し、鉄鋼・非鉄業界の枠を越えた、マルチマテリアル化の要請が高まり、サプライチェーンが大きく組み替えられていきます。第4次産業革命が訪れ、ものづくりのプロセスも革新期に突入しました。少子高齢化や働き方改革などへの対応も待ったなしです。また多くの中小企業が事業を継承するタイミングを迎えています。



鉄鋼・非鉄業界は、時代の要請に応える高機能材料の開発・提案を急ぎ、設備投資を実施し、資源も確保しなければなりません。省力化・効率化投資は急務で、設備の老朽更新に合わせて高度ITを駆使した革新的プロセスを開発・導入する必要があります。



これまで鉄鋼・非鉄業界は、日本のものづくりを支える基幹産業として、ともに成長・発展してきました。鉄鋼業界にとって亜鉛、ニッケル、錫などの非鉄金属は副原料であり、非鉄メーカーにとって鉄鋼業界は需要産業という密接な関係にあります。さらに今後は、業界の枠を越えた連携が求められます。



そこで、両業界に共通する資源・製品需給、相場・市況、新商品などの情報を効果的に発信し、鉄鋼・非鉄面をリンクさせることで「鉄鋼・非鉄総合専門紙」としての機能を強化していきます。

ものづくり新時代に求められる経営者・専門家のインタビュー記事、製造現場ルポ、分析・解説記事などをタイムリーに発信。



加えて「マルチマテリアル」「第4次産業革命」「ものづくり」「リサイクル」「働き方改革」「人材戦略」「事業継承」などのキーワードで鉄鋼・非鉄業界を横断的に取材。紙面と同時にウェブサイトも刷新。本紙・ウェブ連携による速報性や情報量の拡充も追求していきます

ご期待ください。



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