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2012年 今年の非鉄十大ニュース

内憂外患、再編を促す

日刊産業新聞  2012年12月18日

 1ドル=70円台という超円高定着や、電力値上げなどに悩まされた2012年の日本経済。外部環境に目を向けても、欧州債務危機や中国経済の成長鈍化、米国の「財政の崖」問題などが懸念材料となっている。まさに内憂外患だった今年の非鉄金属業界を、10大ニュースで振り返る。

 (1)古河スカイと住友軽金属が経営統合
 古河スカイと住友軽金属工業は8月、来年10月1日に合併することで合意したと発表した。古河スカイが存続会社となり、住友軽金属を吸収合併する。新会社のアルミ板生産能力は年約130万トンを超え、世界3強の一角に入る。国内の生産集約や間接部門の効率化で得た資金を、負債圧縮やアジア投資などに振り向けることで成長を目指すが、世界的に軽圧品の需給が緩んでいる中で、安定した収益力を確保できるのか、手腕が問われる。

 (2)日立金属と日立電線が経営統合
 (3)雑品スクラップ業者の倒産相次ぐ
 (4)香港取引所によるLME買収
 (5)チリ鉱山めぐる資源メジャーの権益争い決着
 (6)インドネシア新鉱業法で混乱
 (7)東邦亜鉛、電気代上昇で2カ月間操業停止
 (8)住友金属鉱山と日立電線、リードフレーム事業統合
 (9)東邦チタニウムを皇太子さま訪問
 (10)レアアース生産停止相次ぐ



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