トップ > 記事特集

鉄鋼関連68社、01年度連結決算ランキング

日刊産業新聞 2002/6/12

産業新聞社はこのほど、鉄鋼メーカーおよび鋼材加工メーカーなど鉄鋼関連企業(流通は除く)の2001年度連結決算ランキングをまとめた。
連結売上高
社名
連結子会社
(億円)
新日本製鉄
254
25,813.99
NKK
82
16,535.00
住友金属
86
13,495.28
川崎製鉄
143
12,159.88
神戸製鋼
156
11,980.14
東洋製缶
23
6,963.95
日立金属
72
4,096.50
日新製鋼
3,944.94
大同特殊鋼
30
3,271.02
日本発条
15
2,427.46
トピー工業
16
2,091.67
北海製缶
1,559.36
淀川製鋼所
1,450.71
愛知製鋼
13
1,398.14
日本製鋼所
31
1,319.76
日本冶金工業
12
1,284.54
中山製鋼所
1,231.75
東洋鋼鈑
964.56
日鉄建材工業
11
825.69
三菱製鋼
16
802.99
東京製綱
12
775.33
日本金属工業
766.84
丸一鋼管
763.81
山陽特殊製鋼
14
728.77
住友特殊金属
15
689.31
中央発條
12
666.77
合同製鉄
631.40
タキロン
13
589.77
大阪製鉄
517.72
大平洋金属
470.18
日本金属
431.02
住友鋼管
406.87
大同鋼板
401.39
日本電工
12
376.41
新家工業
372.83
東京鉄鋼
343.48
川鉄鋼板
343.27
三洋工業
304.92
川口金属工業
287.97
モリ工業
284.00
高砂鉄工
283.39
日本高周波鋼業
281.83
鈴木金属工業
261.61
ネツレン
247.20
日新総合建材
236.66
サンコール
232.26
日鉄鋼管
230.60
神鋼鋼線工業
223.59
中部鋼鈑
222.16
トープラ
217.28
日鉄ドラム
217.02
大和工業
214.93
日亜鋼業
199.65
日本精線
177.78
川鉄コンテイナー
161.45
日本鋳造
159.23
中央電気工業
152.91
日本鋳鉄管
147.08
北越メタル
127.17
東北特殊鋼
122.59
メタルアート
116.35
カントク
107.95
日本製缶
86.46
日本
パワーファスニング
80.74
鋼管ドラム
79.24
サンユウ
63.53
アマテイ
62.53
日本鍛工
54.73


 それによると調査企業68社のうち、連結経常黒字を計上したのは48社で全体の71%にとどまった。昨年度(対象67社)の黒字61社、91%に比べ赤字企業が増加、環境悪化にともなう業績の低迷を裏づけた。最終損益でも黒字企業は33社、49%とさらに減少、黒字・赤字企業が半々という厳しい結果になった。昨年度は45社が黒字だった。 売上高は、連結子会社の多い高炉メーカーなどが上位を占め、順位は例年とほぼ同じ顔ぶれ。

 経常利益は川崎製鉄が昨年度1位の新日本製鉄を抜きトップに。新日鉄は3位にダウン、前年6位の東洋製缶が2位に食い込んだ。昨年上位にランクされた神戸製鋼所、NKKの高炉2社は赤字に、住友金属工業は27位へと大きくランクを下げた。それに比べ普通鋼電炉メーカーのランクアップが見られた。

 最終損益では東洋製缶がトップに。高炉メーカーは川鉄が2位に踏みとどまったのに対し、他5社はいずれも赤字に転落した。3位には前年6位の丸一鋼管が入った。

 売上高に対する収益率を見る売上高経常利益率は、大和工業が70・68%でトップに。2位は丸一鋼管、3位東北特殊鋼だった。ネツレン、サンコールも昨年同様、上位を占めた。また、東京鉄鋼、大阪製鉄、合同製鉄などの電炉メーカーが上位に進出してきた。

  ※連結経常利益、連結純利益、連結売上高経常利益率のランキング表は日刊産業新聞に掲載しております。