ラグビー・トップリーグ（ＴＬ）の入れ替え戦が14日に行われ、釜石シーウェイブスは埼玉・熊谷ラグビー場でＴＬ13位のクボタスピアーズ戦に臨んだが、5―34で敗れ、クラブチーム初のＴＬ昇格にあと一歩届かなかった。

　前半を5―13で折り返したものの、後半からは風上を生かしたクボタにキックで攻め込まれ、点差を広げられた。釜石は後半無得点だったものの、一矢報いようと最後まで果敢に攻め込んで観客を沸かせた。

　釜石シーウェイブスは2001年、釜石市に密着したクラブチームとして発足。ＴＬ入れ替え戦は今回が初挑戦だった。

　試合後、三浦ヘッドコーチは「トップチャレンジ出場を目標にし、達成できた1年。安定的に力を出せばトップリーグに昇格できる。次は健闘ではなく勝つ釜石を見せたい」と語ったほか、須田主将は「相手が試合功者だった。トップリーグは届かない距離ではない。来年もチャレンジしたい」と来季の昇格へ向けた決意を新たにした。