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国内鉄スクラップ相場、5万円割れ 輸出価格下落受け 関東、直近高値から6000円安 関西、全電炉買値1000円下げ

2026.08.12 / 2 min read
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鉄スクラップ相場の下げが止まらない。産業新聞調べの日本鉄スクラップ総合価格(東名阪3地区電炉メーカー購入価格平均、H2)は10日にトン当たり4万9200円と前営業日から800円下がり、3月31日以来約4カ月ぶりに5万円を割り込んだ。直近高値の7月8日からは累計で5000円(9・2%)下落。雨期によるベトナム・バングラデシュの鋼材需要低迷や7月末以降の為替の円高などが輸出価格を引き下げ、国内相場を冷やしている。

関東の鉄スクラップ相場が8日から10日にかけてトン当たり1000円続落した。直近高値の7月9日からは累計で6000円(11・2%)下落。円高などを背景として下がっている輸出価格に連動した。

関東鉄源協同組合が7日に鉄スクラップ輸出入札(品種=H2、8月契約分)を実施し、落札価格は4万9086円(FAS=船側渡し条件)と、前月から3422円(6・5%)下がった。電炉大手の東京製鉄は同日の夕に翌日から関東の拠点の買値を全品種一律で1000円下げると発表。他地区の拠点の買値も500―1000円下げている。

関東の電炉メーカーや輸出業者もおおむね8―10日にかけて買値を1000円ほど下方修正した。

10日時点の関東電炉メーカーのH2購入価格は4万7000―4万8000円前後に、船積み業者のH2買値(FAS=船側渡し)は4万5500―4万6500円前後にそれぞれ下がった。

関西は、東京製鉄が岡山工場や関西サテライトヤード(SY)の買値を引き下げたことを受けて、大阪と姫路地区の電炉メーカーは全事業所がトン1000円下方改定した。今月3回目の改定で月内累計の下げ幅は2500円。一連の下げ相場が始まった7月10日以降では6回目、累計4500円の下げとなった。電炉各社のH2の平均買値は3月末以来4カ月半ぶりに5万円台を割った。

大阪地区は、8事業所のうち大阪製鉄や共英製鋼など7事業所が一律1000円下げたほか、合同製鉄大阪製造所はH3とL1のみ据え置き、そのほかの品種を一律1000円下げた。

姫路地区は山陽特殊製鋼やヤマトスチールなど4事業所すべてが1000円下方改定した。

改定後の東京製鉄の特級(H2相当品)買値は、岡山工場が4万9500円、関西SYは4万9000円。ともに3月20日以来の安値水準となった。

地区内では、電炉各社の買い気が鈍い中、鉄スクラップの発生薄や夏枯れで需給は均衡しているが、為替の円高が急速に進展したことで輸出採算値が下落。地区相場を下押す形となった。

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