――入社の経緯を。
加藤「高校で所属していたバレー部の後輩の親御さんがアイジー工業で働いていて、声を掛けてくださったのがきっかけです。地域の企業紹介のパンフレットに載っているのを見つけて目を通し、働きやすさや福利厚生に興味を持ったのもありますね」
桑原「工業高校2年生の時にたまたまインターンシップで東根工場(山形県東根市)に来ました。その時に上司や先輩の方が親切で優しくて楽しく働けたので、入社したいと思いましたね。友人の家の外壁がアイジー工業製であることや、知人の母が勤めていると聞いたことも大きいです」
笹原「建築に興味を持っていて、工業高校卒業後は女大工になりたいと思っていました。担任の先生から会社見学を勧められ来てみたところ、職場の雰囲気が良くて。社員同士のアットホームな感じや、女性でも活躍できそうな予感があり、直感で『ここで働きたい』と思い志望しました」
――入社後に現業職へ配属。
加藤「求人自体が総合職で、事務系か工場かどちらになるか分からなかったんです。私の場合は高校の商業科で簿記などを勉強してきたので、事務系を希望していました。工場配属となり、女性が少ない印象があったので、何かあった時に周囲に相談できるかなと不安でしたね。工業高校出身じゃないから経験もないし。いざ入ってみたら楽しくて、今は工場で良かったと思っていますね」
桑原「工業高校出身ではありますが情報科なので、工場よりはデスクワークがいいなと思っていました。配属後は、工場のメンバーの雰囲気が明るくて、良かったと思っています」
笹原「高校で住環境デザインコースというところにいたので、工場配属になるかなと思っていました。『やっぱり』という感じでしたね」
――今の業務状況は。
加藤「主に検査、梱包作業を3人とも行っています。私と桑原さんはカッター部という担当もあって、製品の長さを機械に入力して、切断する仕事もしています。今は一人立ちしている途中で、分からないことがあれば先輩に聞く感じです」
――楽しく感じることは。
加藤「私のラインだけ梱包が手動なんですよ。周りより忙しいし大変だけど、手でやっているからこそ、手動の重要性を感じますし、できるようになると自分の成長を感じられてモチベーションや向上心につながっています。重たいし長時間作業していると疲れることもありますが、運動が好きなので、仕事中に運動している気分で苦じゃないです」
桑原「ここがすごく楽しいという部分はまだ見つけられていないです。最初は製品の長さを間違えてしまうこともありましたが、最近は不良品を出さずに生産を終えられたらうれしいし、ほっとします」
笹原「私も最初はミスばっかりで落ち込むことが多かったですね。最近はどんどん業務を覚えて、少しずつ周りを見て動けるようになってきました。ラインや製品について先輩方と意見交換をする機会ができ、成長につながっているなと感じてうれしいです」
――大変なことを。
加藤「基本的にはないのですが、早番と遅番の2交代制勤務でして、遅番で夜10時くらいになると足が疲れます(笑)」
桑原「男性が多くてコミュニケーションが取りづらいと感じることがあります。特に体調のこと。製品がどんどん流れてくるので、自分が体調不良で抜けて回らなくなると思うと余計に言えないですね」
笹原「製品を2枚ずつまとめて持って梱包をする際に、先輩社員に『持つの、1枚でもいいよ』と言っていただける時があります。でも、周囲の男性現業職に合わせて2枚持たなきゃと思ってしまいます」
――印象的な思い出は。
加藤「自分のラインは男性が約10人おり、女性は私だけです。自分がどれくらい仕事できれば周囲に認めてもらえるのか不安だったのですが、『大丈夫だよ、ちゃんと勉強したら分かるようになるから』と優しい言葉を掛けてもらったことが忘れられないです」
桑原「私もラインに自分しか女性がいないので最初は不安がありましたね。今年に入ってから自主保全活動の中間発表があり、『現場での保全活動』をテーマにプレゼン。1番高い点数をもらうことができてうれしかったです」
笹原「私はまだ印象的な思い出は作れていないです。いつか作れたらいいですね」
(芦田 彩)
鉄鋼業界で活躍する女性をはじめとした多様な人材、未来を担う人材を、随時紹介していきます。























