2021年10月12日

マーケットを読む/21年度下期市況見通し(6)

日本精鉱取締役営業部長/松田恭二氏/アンチモン/1万2500―1万3500ドルレンジ

下半期のアンチモン地金の国際スポット価格はトン1万2500―1万3500ドルで推移すると予測する。アンチモン鉱石のタイト感は続いており、中国サプライヤーのオファーは強気だ。主用途の難燃助剤の引き合いは向け先の自動車や家電の需要回復で底堅い。2月の冬季北京五輪では規制が予想され、相場の強材料となるだろう。ただ地金調達の取引で品薄感はなく、相場の先走りを感じる。需給を横目にピークに達し、現在のレンジで推移しそうだ。









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