2022年3月2日

需給・市況を診る/■ステンレス鋼板■/日本金属 専務取締役 開発・営業本部長/山下 匡史氏/鉄源価格 連動 スライド制度着手へ

――足元のニッケル系ステンレス鋼板、ステンレス加工品のマーケット環境から。

「自動車や電機、産業機器、医療など全てのセグメントで底を脱した。業界によって回復の度合いに差は見られるが、受注数量は2019年並みのレベルに戻っている。自動車部品向けは、完成車メーカーの生産調整の影響で一服感が見られるが、底堅い他の分野に支えられ、当社の生産ラインはフル稼働が続いている。特に電機関連ではボタン型電池の外装やデータセンター向けハードディスク、ゲーム機向けが、産業機械関連ではベアリング向けなどが好調だ」








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