2022年3月2日

対談/循環経済の社会実装/(中)/情報管理にDX必須/動・静脈産業の連携を

出席者/中村崇氏 循環経済協会会長(東北大学名誉教授)/清水孝太郎氏 循環経済協会理事(三菱UFJリサーチ&コンサルティング持続可能社会部長)

――共催セミナーのもう一つのテーマだった循環経済とDXの関係性について。

中村「いろいろな物の動きを確実に見える化して本当に循環が成立しているのか把握する。またその循環がどれだけ環境に良い影響を与えているのかも含めて見える化しないと循環経済は実現できない。そして製品の性能や価格などに加えて、トレーサビリティーや環境負荷低減効果といった様々な情報を管理するにはDXが必要になる。これまで循環経済にあまり興味を示してこられなかったIT業界がビジネスの可能性を求めて参入してくるかもしれない。そうなると技術的な分野も含めてかなり大きな変化が起きる可能性がある」








本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more