ＢＨＰ、エスコンディダ拡張 銅年産130万トンに

　豪資源大手のＢＨＰは世界最大の銅山、チリのエスコンディダの生産を中期的に年産120万―130万トンに拡大したい考えだ。昨年の105万トンに対して増やす技術的な課題などを検討しており、2025―26年度に投資を決定する時間軸で、新技術導入を含めた増産投資をにらむ。チリのスペンスなどほかの鉱山群の増産や買収したＯＺミネラルズと統合効果を引き出す豪州の拡張投資も検討しており、ＥＶ化などで拡大する銅需要を捕捉する方針だ。