25年度鉄骨需要370―390万トン予測 回復は緩やか 3年連続400万トン届かず

国内建築需要の低迷を受け、建築着工統計に基づく2025年度の換算鉄骨需要量は3年連続で400万トンを下回る水準となりそうだ。鋼材など資機材価格高騰に伴う建築計画の工期見直し、現場職人などの不足に加え、2024年問題などが相まって端境期となった建築需要の低迷だが、本年度も「V字回復には至らない」と関係者はみる。需要は底ばいから緩やかな回復にとどまる見通しで、大方370万―390万トン程度と予測する。