2025年5月22日
JFEスチール アンモニアタンク向け鋼板 受注5万トン達成 3地区厚板工場で製造
JFEスチールは21日、液体アンモニアタンク向け低温用鋼板が2000年の生産開始から累計受注5万トンを達成したと発表した。業界トップクラスの受注実績を誇る船舶用の液体アンモニアタンク向け低温用鋼板で、液体アンモニアの貯蔵用タンクの鋼板に対する応力腐食割れに対応。独自のTMCP(熱加工制御)技術を適用、多様な用途や大入熱溶接用やPWHT(溶接後熱処理)仕様などアンモニア仕様低温用鋼を取りそろえる。倉敷、福山、京浜の3地区の厚板工場で製造体制を整え、造船分野の需要増を捕捉するとともに、エネルギーなどの新分野も含め拡販を目指す。