2012年7月24日

鉄スクラップ、夏季需要1割減少へ

 電炉メーカー各社が今月下旬から夏季炉休を予定する中で、主原料の鉄スクラップ需要の減少が見込まれる。関東地区の夏季鉄スクラップ需要は、商社筋によると地区内消費量は7月が約40万トン、8月は約1割減の35―36万トンが見込まれる。

 一方で域外出荷はほぼ横ばい。輸出は韓国向けの契約残により比較的堅調を維持しているが、6月以降契約が進まなかった事情で約残消化による今後の先細りが指摘される。高炉メーカーの市中玉購入は当面改善の見通しが立たず、西送り量も底ばいとなっている。







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