2012年12月5日

銅スクラップ、需要回復の兆し見えず

 銅建値は3日、10月10日以来の高値となるトン70万円に上伸した。流通量の減少が深刻な銅スクラップ市場では、年末を控え、末端の集荷業者や仲間問屋の在庫整理と換金売りにより、発生の増加が期待される。

 ただ買い手の直納問屋・商社は、伸銅メーカーの原料需要が軒並み弱含んでいるため、市中手当てに慎重な姿勢。原料需要回復のめどは立っておらず、銅系品種、黄銅系ともに需給はさらに緩和しそうだ。







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