2012年12月10日

環境省、東鉄に品質検証委託 鉄スクラップ製高張力鋼板

 環境省は12年度新規事業として、鉄スクラップを原料として自動車用の構造用鋼板(高張力鋼)を電炉で試作し、国内初の実用化を目指して、その品質についての検証を行う実証事業を行う。環境省による鉄スクラップに焦点を当てた事業は初めて。

 自動車用高張力鋼板など幅広い製品の原料として鉄スクラップを用いることができれば、鉄スクラップの利用用途拡大、鉄スクラップに含まれるレアメタル等の有効活用、資源輸送時に要する二酸化炭素の削減等が期待できる。また、使用済み自動車から回収される鉄スクラップを原料として再び自動車を製造する(Car・to・Car)など水平リサイクルの実現につながると考えている。







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