2012年5月15日

中国、鉄鋼流通 資金繰り改善

 中国人民銀行(中央銀行)が12日に預金準備率を18日から0・5%引き下げると発表したことで、資金繰りに苦慮している鉄鋼の中小需要家や流通業者の取引が、徐々に改善される見通しだ。特に建材分野の需要回復につながり、低調な鋼材市況を押し上げる可能性もある。ただ、物価上昇圧力は高く、利下げによる本格的な金融緩和は見送られたまま。鉄鋼市場の停滞感が払拭されるには、なお時間を要する見込みだ。







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