2012年6月11日

中国で日系自動車現調化 高炉、増産対応を強化

 中国で日系自動車メーカーによる鋼材の現地調達化が急速に進んでいる。販売競争の激化に加え、円高が後押ししている。

 日産やトヨタは完全現調化を視野に入れ、日系部品会社も現地材に切り替えつつあり、特に内外装に使われる鋼板は、「中国で生産される日本車の70―80%、一部車種で95%が現地材」(上海の日本高炉幹部)。

 日本高炉は亜鉛めっき鋼板など現地工場で対応するが、自動車生産の増加と高級車志向から高級鋼の需要が増えており、現地供給体制のさらなる強化を迫られそうだ。







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