2018年6月20日

中国鋼材市況 死角なし 増産、原料安も上昇続く

 中国の鋼材市況が上がり続けている。粗鋼生産が5月に過去最高を記録し、鉄鉱石価格が軟化したにも関わらずにだ。増産や原料安の傾向は年初以降、強まるが、需給の緩みやコスト安の圧力は見えてこない。「生産が増えても市況が上がるのは実需があるから。鋼材の市中在庫が減っているのがその証左」(上海の日本高炉幹部)。堅調な内需が市況を高位に保つ中国市場に死角はないのか。







本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more