2011年7月28日

東京地区の構造用鋼、仕入れ高 強横ばい

 構造用鋼は強含み横ばい。専業メーカーの値上げを受けて、流通には高値材が入庫してきている。多くの流通が唱え上げを開始。早期の価格転嫁を図りたい意向だが、高炉大手とトヨタ自動車との上期価格交渉が最終決着に至っていないため、上げ幅をめぐってやや混乱している状況だ。

 当初は1万5000円以上の値上げを目標としてきたが、ここにきて「まずは1万円。段階を追っていく」(大手扱い筋)とややトーンダウン。それでも粘り強く交渉していく方針だ。足元、機械構造用炭素鋼(SC、丸鋼)はトン13万円、クロムモリブデン鋼(SCM、丸鋼)は同15万5000円どころ。







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