2011年8月17日

国内鋼材消費、下期挽回 6100万トン見通し

 2011年度の国内鋼材消費量は、10年度比100万トン増の6100万トン程度になる見通しだ。高炉メーカーなどによると、本年度上期は東日本大震災でサプライチェーンが寸断された自動車など製造業の生産活動停滞が響き、2850万トン程度にとどまるが、下期は自動車の生産回復などで、上期比400万トン増の3250万トン程度に増える見通し。

 超円高や政局混乱、新興国のインフレ抑制策、欧米の財政不安など懸念材料は少なくないが、製造業向けを得意とする高炉、特殊鋼メーカーの国内向け生産は回復に向かう。







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