2011年4月1日

計画停電、特殊鋼電炉に影響

 東京電力管轄内の計画停電によって、特殊鋼電炉メーカーの操業が、一部影響を受けている。特に長時間の作業を要する溶解や熱処理の工程で中断を余儀なくされ、代替が困難な製品もあり、「停電が実施されれば1―2割の減産になる」(特殊鋼メーカー)ケースもある。

 メーカーは操業の組み替えや納期調整など対策を講じ、震災後の需要家の低操業もあって、足元の出荷に大きな影響は見られない。ただ、夏場の大幅停電は避けられず、需要の回復期が重なれば、鋼材供給に支障が出る可能性が高い。







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