JFEシビル、原発向け鉄粉配合高密度モルタル新素材提案

　ＪＦＥシビル（本社＝東京都台東区、藤井善英社長）は、ケミカル工事（本社＝兵庫県神戸市、國川正勝社長）と共同開発した、鉄粉などを配合した吹付け用高密度モルタルの新素材「ＲＳショット」の放射線に対する高い遮蔽性能に着目し、原子力発電所関連施設での適用を念頭に提案活動を行っている。比重は最大5・5トン／立方メートルと一般的な重量コンクリート（約3・5トン／立方メートル）と比べても格段に高い密度を実現。高密度の効果として放射線の遮蔽のほか、耐摩耗性や耐衝撃性、さらに遮音性に優れた特長を持つ。乾式吹付工法による現場施工の省力化も図れるメリットもあり、オンリーワン商品として、マーケットの掘り起しをめざす。