2016年7月20日

海技研、海底熱水鉱床開発の商業化に注力

 海上・港湾・航空技術研究所・海上技術安全研究所は2016年度からの第4期中長期計画で、政府の海洋基本計画で掲げる海底鉱物資源開発に則して、海底熱水鉱床の船舶関連技術を活用した商業システムの基盤技術構築を図る。鉱床の探鉱を行う母船と、資源を掘り出す採掘、海底から資源を引き揚げる揚鉱の各工程で相互作用を含めた一体解析を行うとともに、安全性、稼働性評価技術を確立。計画支援のプログラム開発も手掛け、海底熱水鉱床開発事業の実現を目指す。さらに熱水鉱床以外の海底鉱物資源の開発事業にも展開していく。来年度には新日鉄住金エンジニアリングや住友金属鉱山なとで構成される探鉱・採鉱パイロット試験受託コンソーシアムなどとパイロット試験を実施する計画だ。







本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more