三井造船、低濃度PCB無害化処理施設 東京鉄鋼から受注

　三井造船（田中孝雄社長）は3日、東京鉄鋼から低濃度ＰＣＢ無害化処理施設の建設工事を受注したと発表した。東京鉄鋼・八戸工場で建設される低濃度ＰＣＢ廃棄物処理専用の固定床炉、小型焼却炉、廃油タンクの設計、調達、施工を一括で請け負う。05年には東京鉄鋼に炭化施設を納入しており、排ガス関係はこの一部を運用して処理を行うという。工期は2016年4月15日から17年6月30日までで、同処理施設が稼働すると年間で低濃度ＰＣＢ廃油は約1680キロリットル、低濃度ＰＣＢ汚染物は約1100トンの処理が可能になる。