2016年2月12日

三井造船グループ、売上高1.1兆円目指す 25年度ビジョンを策定

 三井造船(MES、田中孝雄社長)は10日、グループで2025年度に売上高1兆1000億円(15年度比36%増)、売上高経常利益率6%を目指す「MESグループ2025ビジョン」を策定したと発表した。海洋資源などの環境・エネルギー、省エネ、環境性能や燃料多様化に対応した船舶など海上・物流輸送、プラント、橋梁など社会・産業インフラを中核事業領域に製品・サービスの高付加価値化、製造や設計、調達などのEPCの構造変革、周辺サービスの拡大、強化に取り組む。船舶ではガス輸送船とタンカーを拡大。海洋資源では浮体式原油生産・貯蔵・積出設備(FPSO)技術を生かし、自走式発電バージを事業化。社会インフラでは鋼とPCのハイブリッド橋、浮体式架道橋など新興国需要を補足、内面探査のレーダー技術を活用して道路、トンネルなどの補修、架替と展開する。

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